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京都おせちの特徴
おせちの中でも京都のおせちは人気がありますよね。
通販のランキングとかを見ても、京都の老舗料理店や有名料亭のおせちや、仕出しの名店とかお惣菜メーカーの出しているものまで、軒並みずらーっが名を連ねています。
では、京都おせちとは具体的にどういったものをいうのでしょうか?
単に「和風おせち」というのもありますが、それらとの違いはどこにあるのでしょうか?
この答えはなかなか難しいですよね。
私もそうですが、多くの方が京都おせちと聞いてイメージするのは「京料理」だと思いますから、「京都おせちというのは京料理らしさが溢れているおせち」となるでしょうか。
では今度は、京料理らしいというのはどんなものなのかというと、また難しくなってきます。
たとえば、「京料理」と一口に言っても、精進料理や懐石料理、有職料理、本膳料理、おばんざい(お惣菜)など、様々なものがルーツとして絡み合っているわけですから、「京料理=コレ」とはいかないわけですね。
そこでここでは、「京都おせち」の特徴について私なりの考えを述べたいと思います。
※ほとんどみなさん同じ考えではないかなと思います。
やはり、最大の特徴は「味付け」でしょう。
それぞれの素材の持ち味を大切にし、京都特有の昆布出汁を基本に、手間ひまかけて仕上げる。
素材そのものの味を生かすための出汁を効かせた上品な薄味、これこそが京都おせちならではの味わいと言っても過言ではないですよね。
次に特徴として挙げられるのが「彩りの良さ」です。
季節感も大切にする京料理では、盛り付けも重要な要素です。
おせちはお正月にいただくものですから、華やかに美しく盛り付けがなされています。
決して派手すぎる事無く、素材の色合いを生かした彩りの良さも、京都おせちならではと言えるでしょう。
上品な味付けで、彩り豊かな京都おせち。
一年に一度のハレの日を祝うにふさわしいですよね。